① オンラインレッスンは悪なのか?
2020年ももう終わる、というのに相も変わらずコロナ、コロナ、コロナの日々ですね。
ウィズコロナ、と言われてから久しくなりましたが、アンドビジョンでのオンラインレッスンも早10か月目となりました(遠い目…)。ピアノを始め、ヴァイオリン、フルート、声楽などいろいろなレッスンを行っていますが、やはりピアノのレッスンが一番人気。
そんなピアノオンラインレッスンの、今どき事情についてをご紹介。
気になるポイント1.
―オンラインレッスンの環境は?
アンドビジョンのオンライン公開レッスンでは、海外在住の教授とアンドビジョンホールを光回線で接続(WIFIではないのがポイント)、Zoomやいろいろな種類のマイク、アンプ、ステレオ等々を駆使して最善の環境となるよう日々、技術更新をしています。
気になるポイント2.
―実際のところレッスンはどうなんでしょう?
実際のレッスンは、というとやはり手取り足取りということができないので、その点では異なる面もありますが、皆さんからいただいたアンケートを見ると、リアルのレッスンと近い感覚で受講できた、今後も機会があればオンラインレッスンを受けたいと思った、などありがたいことに、皆さん環境面でもレッスンにご満足いただけているようです。
また、なるほどな、と思ったのは、オンラインレッスンは先生の言葉での説明が多くなるので、意図していることが明確に伝わりやすい、というメリットがあるようです。言語化されることによって、いつもより自分の理解が深まるわけですね。そんないい面もあるのか、と目から鱗のオンラインレッスンの感想でした。
気になるポイント3.
―レッスンがうまくいかないとしたらどういうとき?
なんといっても、インタ―ネット回線が悪い時でしょう。こちらの環境をいくら整えても、一部の国ではインターネット環境が日本に比べて恐ろしーく悪いので、うまくいかないときもあります。相手先のメイン回線が3Gだということも!
もうすぐ5Gだ、と言っているこの世の中で、20年近く前の日本(日本は3G開始2003年だそう)の状態で、レッスンする、というのはいわば、タイムスリップ状態。ですので、そんな環境の場合は、先生方も実際に生徒の演奏を聴いたり、ご自分が演奏したり、という通常のレッスンではなく、事前に音源を提出して、それを一緒に聴きながらアドバイスをしていく、というスタイルが多いです。
実のところ、この録画視聴のレッスン形式は、なかなか自分の演奏を聴く機会がない生徒さんたちにとって、ものすごく有効で、対面レッスンよりもprogress(進化、成長)がある、という意見も先生方から多数伺っています。確かにそういう機会がないと、なかなか自分の演奏分析はしづらいところではあるので、強制的にでもそんな機会があると、いろいろな発見ができそうですよね。
というわけで、オンラインレッスンでの日々もまだまだ続きそうな昨今。環境は異なっても、先生方の伝えたいことが変わるわけではありません。
ご自身にとっても様々な発見がある新しい機会だと思って、レッスンを受けていくのが良さそうですね。