ウィーンの名匠が奏でる虹色の調べ
ラトビア出身の天才ピアニスト、コンスタンティン・セミリャコフス教授のオンラインレッスンで、音楽の新たな地平線を探索しませんか？
皆さまは、音楽に色を感じたことはありますか？ピアノの音色が青く輝き、メロディーが赤く躍動する——。そんな不思議な体験をしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実は、この現象には名前があるのです。「共感覚」と呼ばれるこの感覚は、一部の音楽家たちにとって、創作の源泉となってきました。そして今、その魅惑的な世界への扉が、皆さまの目の前で開かれようとしています。
アンドビジョン・インターナショナル・ミュージック・スクール（AIMS）が誇る最新のオンラインレッスンプログラムで、ウィーン国立音楽大学教授、コンスタンティン・セミリャコフス氏をお迎えしました。セミリャコフス教授は、単なるピアニストではありません。彼は、音楽と色彩の不思議な関係を探求する研究者でもあるのです。
1984年、バルト海に面したラトビアの首都リガで生を受けたセミリャコフス教授。13歳でドイツに移住し、その後ニュルンベルク音楽大学でピアノをヴォルフガング・マンツ教授に、音楽教育学をウルリッヒ・ヘンチ教授に師事しました。さらに研鑽を積むため、パリのエコール・ノルマル音楽院に留学。そこでマイケル・ウラドコウスキーの指導を受け、その才能に一層の磨きをかけました。
努力は実を結び、ポルトガルのポルトで開催された国際ピアノコンクールで見事優勝。世界にその名を轟かせることとなりました。ニュルンベルク交響楽団とベートーヴェンの合唱幻想曲でデビューを飾ると、その後も数々の音楽祭でリサイタルや室内楽コンサートに出演。その演奏は、耳の肥えた批評家をして「今日、この年代でこんなに素晴らしい演奏をする若きピアニストはなかなかいない」と言わしめるほどでした。
教育者としても、ニュルンベルク音楽大学、モーツァルテウム音楽大学を経て、ついにウィーン国立音楽大学の教授職に就任。後進の指導に情熱を注いでいます。そして今、その貴重な指導を、オンラインを通じて受けられるチャンスが訪れたのです。
セミリャコフス教授の魅力は、その卓越したピアノ演奏技術だけではありません。彼は、20世紀前半のクラシック音楽における共感覚現象の研究者でもあるのです。「音楽に色はあるのか？そして何が音楽に色彩を与えるのか？」——この問いに導かれ、セミリャコフス教授は「COULEURS SONORES（響き渡る色彩）」というプロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトは、20世紀から21世紀にかけてのクラシック音楽における共感覚と「色彩」に焦点を当てた、画期的な視聴覚コンサートです。クロード・ドビュッシー、アレクサンドル・スクリャービン、オリヴィエ・メシアン、トリスタン・ミュライユといった作曲家たちの楽曲を演奏しながら、その背後にある音楽的イメージや作曲家たちの共感覚的概念を、精巧な動的ビジュアライゼーションで表現するのです。
ここで取り上げられる楽曲は、「色彩」の概念が様々な形で展開されるピアノ音楽です。印象派の巨匠ドビュッシーは、音楽的調和と色彩を融合させた最初の共感覚作曲家スクリャービンや、「音楽を聴くと色が見える」と報告し、「その色に従って」作曲したというメシアンに、和声言語の面で大きな影響を与えました。ドビュッシー、スクリャービン、メシアンは、その多面的な側面において「色彩豊かな」音を生み出すことを目指し、スペクトル音楽の先駆者と見なすことができます。そして、複雑な音を洗練された色彩に形作る達人であるトリスタン・ミュライユは、このスペクトル音楽の代表的存在なのです。
「COULEURS SONORES」は、セミリャコフス教授の共感覚に関する深い芸術的・音楽学的研究と、高度なグラフィックスプログラミングの専門知識が結実した、総合的な芸術作品と言えるでしょう。作曲家の本物の共感覚的概念を提示するピアノコンサートは稀ですが、このプロジェクトはそれらの概念を抽象的・印象主義的なイメージと組み合わせ、直感的に理解できるものにしているのです。
ビジュアライゼーションには、「色彩」の知覚に影響を与える音楽要素に関する音楽学的・心理学的研究の成果や、セミリャコフス教授自身による演奏曲の視覚的解釈も取り入れられています。使用されているビジュアライゼーションソフトウェアは、洗練されたアルゴリズムによって、画像のすべての要素、動き、構造を各公演ごとにリアルタイムで生成する生成的グラフィックスをレンダリングします。これは、音楽に合わせて事前に録画された映像を単に再生する一般的な方法とは一線を画すものです。つまり、「COULEURS SONORES」の各公演は、音楽的にも視覚的にも他に類を見ない、最高のオーディオビジュアルライブパフォーマンスなのです。
そんな魅力的なセミリャコフス教授のレッスンを、今やオンラインで受けられるのです。AIMSが提供するこのオンラインレッスンプログラムは、まさに音楽の新境地を開く扉と言えるでしょう。
レッスンは主に、東京・御茶ノ水にあるAIMSの音楽教室で受講できます。ここには、インターネット環境、マイク、スピーカーなどの設備が整っており、アプリの設定もAIMSのスタッフが行うので安心です。高品質な音響と映像で、まるで教授と同じ空間にいるかのような臨場感あふれるレッスンを体験できるでしょう。
もちろん、ご自宅でのレッスン受講も可能です。しかし、AIMSの音楽教室の方が設備が整っているため、より良質な音質や映像効果を得られます。これは、繊細なニュアンスや表現を重視するクラシック音楽のレッスンにおいて、非常に重要なポイントです。
このオンラインレッスンプログラムには、数多くの利点があります。まず、海外に渡航することなく、700名以上の海外音楽大学教授やアーティストのレッスンを受けられるのです。これは、渡航費や滞在費の大幅な節約にもつながります。さらに、世界中の先生から日替わりでレッスンを受けられるため、まるで毎日違う国を訪れているかのような感覚を味わえます。
また、海外の音楽大学に所属している先生から、志望校の受験対策レッスンを受けられるのも大きな魅力です。レッスンの頻度は自由に設定できるので、自分のペースで準備を進められます。世界的に有名な先生のレッスンを受けられるチャンスもあります。
音楽留学を考えている方はもちろん、留学できない事情がある方でも、本場の希望音楽大学教授からレッスンを受けられるのです。著名な音楽家の思考や楽譜への思い、音楽の力などを直接理解できる、まさに得難い機会と言えるでしょう。
さらに、必要に応じて日本語通訳や伴奏の手配も可能です。言葉の壁を心配する必要はありません。
もちろん、オンラインレッスンにも課題はあります。音色、響き、強弱、タッチ、細かいニュアンスなどは、やはり生の音には及びません。また、音声や映像の質は、インターネット環境に左右されます。しかし、AIMSの音楽教室での受講であれば、これらの課題を最小限に抑えられるのです。
このプログラムは、プロの音楽家を目指す音大生・音高生・音大卒業生はもちろん、音楽留学に興味がある方、オーディションやコンクールの受験準備中の方、様々な先生のレッスンを受けてみたい方、楽器演奏のスキルを上達させたい方、そして音楽でやり残したことがある大人の方など、幅広い方々にお勧めです。
セミリャコフス教授のレッスンを通じて、単にピアノ演奏の技術を磨くだけでなく、音楽と色彩の不思議な関係性や、20世紀の作曲家たちが追求した「音楽の色彩」について学ぶこともできるでしょう。これは、演奏の幅を広げ、音楽をより深く理解することにつながります。
音楽は、聴くだけでなく、感じるものです。そして時に、見るものでもあるのです。セミリャコフス教授のオンラインレッスンで、あなたの音楽世界に新たな色彩を加えてみませんか？AIMSのウェブサイトから、今すぐお申し込みいただけます。音楽の虹の向こう側で、あなたを待つ新たな音楽体験が始まります。